21 December 2020
spec espace クリエーティブディレクターより14
冬将軍がやって来ました。
会社のある鯖江市河和田も真っ白な雪に覆われています。
さて、先日家の玄関にコウモリが迷い込んで来ました。外に逃がそうと網で捕獲を試みましたが、動きが素早くなかなか捕まえられません。自ら外に逃げてくれましたが、実はコウモリの目は退化してほとんど見えてないと言われています。
日本にいるコウモリの多くは夜行性で、目は発達していません。しかし、どこにもぶつかることなく、餌である昆虫を探し当てます。コウモリは超音波を発して対象物から跳ね返るエコーを頼りに位置や周囲との距離、大きさなどを把握しているというのです。
目が見えない代わりに、聴覚や超音波を発生する特性を大きく発達させているのです。コウモリ同様にモグラや深海魚など視力の弱い、もしくは全くない生物は他にもいます。知覚できる情報の9割を視覚から得ている我々人間からは想像も出来ない世界です。
コウモリは「蚊食鳥」(カクイトリ)とも言われ夏の季語にもあります。文字通り蚊を食すため、その排泄物には消化できない蚊の「目玉」が多く含まれており、それを使った料理が中国には存在するとか。。。