23 November 2021

specespaceクリエーティブディレクターより29〜日本シリーズ2021〜

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今年のプロ野球の開幕前の段階では、現在行われている日本シリーズの「オリックス・バファローズ対ヤクルト・スワローズ」は誰も予想できなかったはずです。両チームとも昨年、一昨年とそれぞれリーグ最下位でした。
今、第2戦を終え、それぞれが1勝ずつ。白熱した投手戦で緊張感のあるゲーム展開。
例年以上に面白く感じる日本シリーズではないでしょうか。オリックスの吉田正尚選手、ヤクルトの中村悠平選手と、両球団の主力に福井県出身の選手が大活躍していることも魅力のあるシリーズになっています。
オリックス・バファローズというチームは、私が好きだった今は無き「近鉄バファローズ」を吸収合併した球団で、合併後初となる優勝だということも私にとって注目すべきことでした(オリックスとしてはイチロー選手が活躍して優勝した年以来25年ぶり:当時はオリックス・ブルーウエーブ)。
なぜ近鉄バファローズが好きだったか。プロ野球に興味を持ち始めた小学生の時にテレビで観たあの独特のキャップが衝撃的だったからです。他のチームにはない白、赤、青のトリコロールカラーに「猛牛マーク」付いた複雑なデザインに心を奪われました。
当時はパ・リーグはテレビ中継もなく、スポーツニュースで試合のダイジェストを流すだけでした。そこに映るわずかな映像だけでも十分なインパクトを残し、80年代から90年中頃まで、強かった近鉄の象徴的なデザインでした。
そのキャップに中心に配置されている「猛牛マーク」は芸術家の故・岡本太郎がデザインしたことは有名な話です。日本のプロ野球に現代美術の大家がデザインしたマークが存在していたことは美術史的にも大きな意味を持っています。
残念ながら合併によって「猛牛マーク」や「近鉄」は消滅してしまいましたが、「バファローズ」の名前を残すオリックスが、近鉄では一度も無しえなかった日本一の称号を勝ち取ってほしいと個人的には願っています。

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