specespace クリエイティブディレクターより18

13 April 2021

specespace クリエイティブディレクターより18

SHARE ON

コロナ禍による巣ごもりの反動なのか、キャンプなどのアウトドアが流行のようです。そこでアウトドアのサングラスはどのようなデザインであったか調べてみました。結果、70年代~80年代にアウトドア、スポーツサングラスのデザインに特徴的な傾向がみられました。

その当時はティアドロップ型のサングラスが人気だったようです。もともと、ティアドロップは1930年代に誕生し、第二次世界大戦時のアメリカ軍がパイロットのサングラスとして採用した形です。

しずく形を少し垂れ目にしたレンズシェイプで、パイロットが酸素マスクの邪魔にならない、計器の見やすい形と言われています。ナス型とも言われていて、戦後マッカーサー元帥が日本に着いた時もかけていました。

そんなティアドロップのサングラスは70年代~80年代のアウトドア・スポーツ用サングラスとして日本でも人気のデザインとなったのです。アメリカの文化、特にアウトドア文化を紹介した『Made in U.S.A.カタログ』(1975年 読売新聞社)や『ヘビーディーティーの本』(1977年 小林泰彦著 婦人画報社』などに多く登場しています。

SHARE ON

RECOMMENDED ARTICLES

spec espace 2022 spring summer collection

18 May 2022

spec espaceクリエーティブディレクターより24

26 July 2021

年末のご挨拶

31 December 2021

つくり手とお客さんをつなげる小売店 第3回 お店の接客

30 April 2022

「スペックエスパスかける人」 第3回 漆塗り職人 廣瀬さん「誰かにとっての必需品 その2」

07 October 2022

大阪府立大学吉井泉准教授インタビュー
第一回 「視る力」の大切さ

22 June 2020