10 July 2021
Zoomスポーツ対談:グラスアーカス×埼玉武蔵ヒートベアーズ・宮之原健氏×オプトデュオ 第4回~目の保護~
試合で良いパフォーマンスを発揮するためには、もっと目のケアをするべき
宮之原選手
シーズン中は砂ぼこりなんかで目の負担が大きいので、オフの時期はメガネをかけたりして、できるだけ裸眼の状態の時間を増やすようにしていますね。すべて野球シーズンに向けて調子を持っていくためです。
辻村店長
宮之原選手は外野手なので、度数を目一杯出してるんですけど、それでオフの日に携帯やパソコンを見たりすると疲れてしまいますよね。なので、オフの時はオフ用の度数に、オン(試合)の時はきっちり度数を出すようにして使い分けてもらっています。
実は、ベアーズの選手でも夕方はサインが見えにくいっていう話を聞きますよ。メガネは通常は度を落として作ることが多いんで、野球選手も定期的に視力を測ったほうがいいと思います。プロを目指している高校生や大学生も、0.8とかで甲子園を目指したりしていた子がいるので、もっと見えるようにしてあげたほうがいいですね。あとは、夏のグランドで1日中練習していると目が真っ赤になったりするんです。今まではスポーツ根性で乗り切れみたいな感じで、目のケアをあまりしてこなかったんですね。これはどのスポーツにも言えることだと思いますが、サングラスをしたりとかで目のケアを本格的にしたほうが良いと思います。そういう時に、選手にとっては軽くてズリ落ちないメガネはいいですよね。
山岸
一応、高野連も相手チームがOKだったらサングラス着用もしていいという話がでていますよね。
辻村店長
高校野球もそうですけど、今は中学生くらいからサングラスをかけてもいいと思いますよ。年々、光線の質が悪くなっているのか、目に対する負担はものすごく大きくなっている感じがします。また最近は、様々な波長の光からもトータルで目を守るコーティングも出ているので、そういうものを活用するのは良いと思います。目にとって有害な波長の光線をカバーするものが、メーカーからどんどん出ていますね。
宮之原選手
野球選手でメガネかける人ってあまりいないかもしれないんですけど、自分は試合前後のウオーミングアップではつけてます。試合中は安全性の面でつけてないんですが、もうちょっと横の部分までカバーがあると実際の試合でも使えると思いますね。例えば、内野手だったりとか基礎練習では、エスパスのサングラスは全然使えると思います。
山岸
ちなみに周りの選手の方で、レーシックとかされている方はいますか?
宮之原選手
何人かいますね。
山岸
辻村さん、その辺はどうなんですか?
辻村店長
人によって「眩しい」っていう話はよく聞きます。それが直接の原因かどうかは定かではありませんが、著名人の方とかでも術後に眩しさを感じているという話を耳にしますよね。出来る事であれば、私は極力コンタクトやメガネで対処したいと思っています。
山岸
会場照明の光線が眩しくてプレーに影響が出たとか。プロスポーツの選手でも一時話題になった事がありましたね。
辻村店長
選手の目が良い状態に保てるように、僕らメガネ屋さんがサポートしていけたらいいですね。
(次回へ続く)